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アソシエイツ大鹿行

労働組合法人 アソシエイツ大鹿行(Associates Dairokko)は、令和4年に成立した、茨城県神栖市、鹿嶋市、千葉県銚子市を活動エリアとする個人加盟型労組です。正社員・嘱託社員・パート・派遣など、雇用形態に関係なく、一人からでも加盟が可能です。

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本日の労働相談(日雇い系)

 本日の労働相談は、茨城県鹿行地区を営業範囲とする運転代行業者に勤務の方の案件でした。雇用形態はいわゆる日雇いなので、「解雇されるみたいだけど労働基準法等の適用を受けられるか?」「全然故意ではない過失でお客様の車を傷つけてしまい、修理代全額を会社から請求されている。どうしたら良いか分からない」というものでした。


 結論から言いますと

  1. 一ヶ月以上勤務していれば労働基準法の適用範囲内
  2. 雇用契約書を交付しないのは経営側の怠慢あるいは過失
  3. お客様の車両の修理代を会社から求償された場合、全額支払う必要は基本的にない

 です。



 1と2については労働基準法やそれに附帯する法規の恩恵のうち、一部受けられないものもありますが、原則としては日雇いといえど勤労者なのだから適用範囲です。労働契約の義務は日雇いで雇用する場合であれ有りますし(労働基準法第15条)、一ヶ月以上の期間を継続して勤務していた場合には解雇予告の義務が発生します。


 また、3についてもおかしな話で、故意で損害を与えたというケースなどでない限り、全額を請求されても払う必要はありません。過去の判例でもそのように判示されています(ex. 「茨城石炭商事事件」 S51.7.8 最高裁第一小法廷)。この論点についてはこちらの神奈川県労働センターのパンフレットがよくまとまっています⇒ 業務遂行上の労働者の過失と損害賠償


 この地域で、よく見られる問題として、経営者がかなりの割合で証拠を残さないために労働契約書自体を作らないというものが挙げられます。まるで、「会計監査をさせないために帳簿を付けない」或いは「空き巣に入ったところ家人が戻ってきたので殺した。証拠隠滅のため家に火をつけた」みたいな発想ですね。実に稚拙極まりない手口ですが、それを見逃さずきっちりとツケを払わせるのが労働組合です。

悪徳経営者に遠慮しないで良いのです。ご相談下さい
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プロフィール

HN:
アソシエイツ大鹿行 事務局
性別:
非公開
職業:
個人加盟型労組
自己紹介:
 アソシエイツ大鹿行( Asociates Dairokko )は、茨城県鹿行地区を中心に活動している個人加盟型労働組合です。一人からでも入れる労働組合ですので、正社員ではなく非正規雇用の方でも加入が出来ます。茨城県鹿行エリア、千葉県海匝エリアで働く皆さんのパワハラ、セクハラから不当解雇まで、職場の問題のよろず相談・・・、お気軽にどうぞ。

また、話し合いにすら応じない違法行為連発のトンデモ経営者の愚行を徹底暴露します。「ブラック企業」や労働者を騙す「ブラック労組」や事件屋まがいの「労働組合標榜詐欺業者」についてなど、公共・公益性があるようであれば、きちんと裏取りした取材記事、音声、動画など多角的に、どんどん社会に可視化していきますので乞うご期待!

P R

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