【ブラック企業調査ファイル】㈱彩光商運　第二回｜争議報告

【ブラック企業調査ファイル】㈱彩光商運　第二回

コストカッターの蠢動　ー　元ハローワーク幹部職員を称すY氏の暗躍

　今回は第二回ということで、ここ数年の株式会社彩光商運（茨城県神栖市）の労務管理体制を（かなり控えめに表現して）「変に」してきたY氏というコンサルみたいな怪しげな人物について取り上げましょう。

　Y氏は本件当該社員が入社する一昨年の段階で、「元ハロワの幹部職員」を名乗る人物なのですが、実際に鹿嶋や県内のハローワークにそのような職員が在籍していたという裏を弊組合の調査スタッフが取ることは出来ませんでした。そして、当該組合員が以前、Y氏に直球で尋ねたところ、意味不明な回答にもならない妄言をゴニョゴニョと呟き、その後、当該組合員が出社する日には何故か出てこなくなりました。

　彼が入ってから、この会社の取締役のM氏（社長の配偶者）の意に沿わぬ社員は、どんどん辞めるように仕向けられ、かなりの人件費がカット出来たようです。荒っぽいですが、合理化については大きな成果をもたらしました。鹿行地域では「元ハロワ幹部のやり手コストカッター」としてコンサルの真似事みたいな商売をしているとも囁かれているわけです。

　さて、今回、当該組合員が正規雇用社員から非正規雇用へと、落ち度もないのに一方的に降格させられた一件には、先述した通り、Y氏の前歴を直球で尋ねた意趣返しの可能性を弊組合は極めて強く疑っています。

　一回目の団交申し入れで不誠実な対応しかしていただけなかったので（回答期限から二週間以上とデッドラインを大きく過渡してから回答してきた）、改めて申し入れた再度の団交申し入れで協議事項にY氏について団体交渉の場で聞き取り調査を行いたい旨、加えたところ、完全に団体交渉を拒否してきた訳ですね。

よほどやましい事があったのでしょうか？

　現在は、茨城県労働委員会に於いてあっせんを申し入れており、ステージがそちらに移りつつありますが、並行して団体交渉を再々度申し入れてY氏の問題について聞き取りを含めた徹底調査を継続・貫徹することを鋭意検討しております。

　いずれにせよ、組合員の身分を一方的に不利益変更する荒っぽい不当な労務管理体制については街宣・情宣などを徹底して行いつつ完全粉砕する所存です。

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