千葉県の山武地区および海匝地区に事業所を設置している運輸業者であるB社の争議ですが、団体交渉にて、当該組合員が満足する水準での解決に至りました。
B社の代表取締役さん自ら誠意のあるご対応をいただき、また、会社側顧問弁護士の先生も常識的かつ建設的な解決案を共に創る情熱ある話し合いが出来た事は実に有意義でした。職場復帰を会社が全面的にバックアップするというご提案もいただきましたが、当該組合員の主治医の意見あり。一旦、退職して治療に専念することとなりました。顧問弁護士の先生も、当該組合員に暖かいお言葉がけと、彼が未来志向で納得して頑張っていける金額の和解案を大筋でまとめていただき、良い団体交渉となった事に組合員一同感謝致します。
代表取締役さんが人間味ある方で、2024年問題や貨物・旅客運輸業に横たわる諸問題を乗り切り、公共の一端を支えるべくいかに踏ん張っていくか、そして従業員をどのように確保していくか、そういったお話も団体交渉の席上で大いに語っていただき、組合側としても実に気づきの多い交渉であった事は、良い意味で予想外だったと言えます。
有良な資本家と労働組合が互いに尊重し、よりよき労務管理の輪を広げていく機会が増える事を願います。